Appeon PowerServer
デスクトップクラウドアプリケーションへ高速に移行
PowerServer 2022 R3 を使用すれば、PowerBuilder で開発したアプリケーションをインターネット経由で Windows デバイスに自動的に配布できるため、アプリケーションの配布や更新、管理にかかる手間やコストを削減します。
アプリケーションの配布は PowerBuilder CloudPro Edition を用いて短時間で完了します。アプリケーションはこれまでどおりのUI/UXで、印刷やローカル PC へのファイル保存など、ほぼそのまま動作するため、既存の PowerBuilder スキルとソースコードの両方を有効活用することができます。
【PowerServer 2020 からの仕様変更】
PowerServer のバージョン「2020」までは、PowerBuilder で開発したアプリケーションを Web ブラウザ経由、またはモバイル・デバイス上での実行を可能にするサーバーソフトウェアでした。しかし、 PowerServer「2021」からは PowerBuilder で開発したアプリケーションをインターネット経由で Windows デバイスに一斉配布し、データベースアクセス機能のみを Web API 化してサーバー側で実行できる 3 層システムを構築できる製品にリニューアルされました。
PowerServer 2022 R3 を導入するメリット
・アプリケーションのシームレスな運用を実現
PowerBuilder で開発したアプリケーションを Web サーバーに配布すれば、エンドユーザーは Windows デバイスからインターネット経由でアプリケーションをインストールできます。アプリケーションの改修を行っても Web サーバーへ再配布すれば、エンドユーザーがアプリケーションを実行する際に差分を確認して更新する仕組みのため、アプリケーションの一斉配布・自動更新・一元管理が可能になり、シームレスなアプリケーションの運用を実現します。
PowerServer 2022 R3 システム構成例
・セキュリティの向上
PowerServer 化したアプリケーションのデータベースアクセス機能は、Web API 化してサーバーへ配布できます。Windows デバイスへインストールしたアプリケーションから、サーバーへ配布した Web API をコールすることでデータベースへアクセスできる 3 層構成のシステムが構築できるため、クライアント端末にデータベースクライアントをインストールする必要がありません。エンドユーザーは直接データベースにアクセスできなくなり、すべての SQL は.NET サーバー上で安全に実行されるため、より堅牢なシステムを構築できます。
・優れた開発生産性・再現性
開発は今まで通り PowerBuilder を使用するため、新たなスキルは不要です。また、アプリケーションは Windows デバイス上で実行されるため、ブラウザ毎の仕様によるアプリケーション修正の必要がなく、高速にデスクトップクラウドアプリケーションを構築できます。アプリケーションの UI/UXは PowerBuilder で開発したアプリケーションと変わらないため、ユーザーの再教育も不要です。
【動作環境】
- 開発環境
- PowerBuilder 2022 R3
- OS
- Windows 10, 11 （32-bit / 64-bit）、Windows Server 2016, 2019, 2022
- DB
- Microsoft SQL Server 2016,2017,2019,2022 、Oracle 12c, 18c, 19c, 21c, 23c 、 SAP Adaptive Server Enterprise 16.0 、SAP SQL Anywhere 16, 17 、 IBM Informix 12.x 14.x 、PostgreSQL 12, 13, 14, 15 、IBM DB2 UDB 11.x 、MySQL 5.6, 5.7, 8.0
- Web Server （アプリケーション配布用に使用）
- Windows IIS 、Windows / Linux Apache 、Windows / Linux Nginx
- Web API Server
- Windows IIS Windows / Linux Docker Windows / Linux Kestrel
- Web browser （アプリケーションの初回インストール時に使用）
- Google Chrome, Mozilla Firefox Microsoft Edge (Chromium-base)
機能や動作環境の詳細、ライセンスおよび価格については、下記よりご参照ください。
