マイグレーション

マイグレーションとは?
現在ご使用されているお客様のアプリケーション・ソフトウェア資産を最新のシステム環境で安定的な動作を実現できるように「システム移行(System Migration)」を行う作業の総称です。
PowerBuilderは、アプリケーション・ソフトウェアを開発する「統合開発環境」※1という製品です。
※1統合開発環境(以下IDEと略す:Integrated Development Environment)
PowerBuilderは、Appeon社にて製品開発を継続することになったことにより、最新のOSやデータベース環境に迅速に対応しながら、機能拡張を長期的な製品ロードマップ計画に基づいてバージョンアップしているIDE製品です。
Oracle社製品・Microsoft社製品などと同じく最新のテクノロジー環境に対応するべく、さまざまな機能強化を行いこのようなデータベース製品やクライアントOS製品のバージョンアップにも迅速に対応しております。
もちろん、今回クラウド環境に移行対応できる製品ラインアップも揃えております。
従来のSAP PowerBuilder製品は、すでに製品保守期限が終了しておりますので、当然に最新のデータベースやOS環境には対応しておりません。 つまり、その環境で開発されたアプリケーション・ソフトウェア資産も、最新のテクノロジーには対応できない状態のままなのであります。 そのため、クライアントPCの入替えや周辺機器のシステム環境が更新されたり、データベース製品のバージョンアップが行われますと、突然、システム動作が不安定になったり、エラー障害が多発したりなどの不具合が発生することがあります。 これは、ご利用者の重要な業務システムの稼働自体がストップして、連携している他の業務システム運用にも多大な損害を与える二次被害のリスクが新たに出てきます。 そして、システム環境を従来の環境に復元する作業、データ再入力作業、正しく処理されたか?検証する作業などで復旧するために多大な労力と時間を費やしてしまいます。 こうしたトラブルを防ぐ上でも、Appeon PowerBuilder 2019 R3にてマイグレーションを行う必要があります。

すべてのアプリケーション・ソフトウェアをマイグレーションして最新のシステム環境に対応することで、業務システムとして安定稼働するだけでなく、PowerBuilderのさまざまな新しい機能を活用することが可能になります。
特に、Appeon PowerBuilder 2019 R3は、本来の「ローコード開発者向けIDE製品」としての高生産性の向上を図る機能強化だけでなく、アプリケーション配布やその事前準備作業の工数削減を含めた機能強化も図っております。つまり、現実的にエンジニアの皆様が「一人何役も務めねばならない」現場課題の改善やプロセス全体の工数削減などが実現できる内容に進化しております。 もちろん、システム利用者にも寄り添ったUIテーマの変更機能やUIアクセシビリティ強化も充実しました。
本年6月24日に、米Microsoft社が正式にWindows11を発表しました。 まだ、詳細は不明でありますが、いろいろと期待することや不安な要素もこれから徐々に明らかになってくることと思います。 一方、直近のWindows OS製品は、延長フェーズを含むサポート期間が、Windows 7が2009年10月から2020年1月14日まで、Windows 8.1が2013年11月から2023年1月までと、ほぼリリースから10年間程度で着実にEOLを迎えます。 Windows 10は、これらのOSと違い継続的にサービスとサポートが提供される製品を対象としたモダン・ライフサイクル・ポリシーが適用されておりますので、このまま開発が継続されればサポート期間は2025年10月よりも延長される可能性が残されていますが、まだ定かではありません。 このような状況の中、過去のOS環境下で開発され今日も現役の業務システムとして価値を創出し続けているソフトウェア資産のマイグレーションは、いよいよ待ったなしの状況ではないでしょうか。 Appeon PowerBuilder 2019 R3は、お客様のソフトウェア資産の将来計画に対して幾つもの選択肢を与えてくれます。
お客様の大切なソフトウェア資産を持続的に安定稼働させて、今後の市場環境の変化に迅速に対応する機能改良を加えて将来に亘って成長するシステムとして資産活用する上でも、マイグレーションは重要な作業となります。
PowerBuilderで開発した業務システムのマイグレーションについて、「詳しく相談したいが、色々な問題があって、どのように進めればいいのか?」と、お悩みを抱えているお客様のお役に立てる情報を以下にご紹介します。 また、いただいたご意見も参考にしながら情報を追加して充実していく予定です。 「マイグレーションよもやま話」なども逐次、追加していく予定です。
是非、「PowerBuilderのマイグレーション」について参考にしてください。
マイグレーションでクラウド活用もできる?
ここまではPowerBuilderをバージョンアップするだけのマイグレーションについてご紹介してきました。
でも、「せっかく期間とコストをかけてマイグレーションするならWebシステムにしたい!」「クラウドも活用したい!」と思われるお客様も多いと思います。
ここからはクライアント/サーバー型からシステム構成を変更し、クラウドをも活用できるマイグレーション方法をご紹介します。
今までの資産を有効活用し、運用コストの削減やビジネスロジックの再利用まで可能にするさまざまな方法がありますので、PowerBuilderシステムのマイグレーションを検討するときの参考にしてください。
PowerBuilder資産を有効活用したWeb API連携システム化
(他、随時追加予定です)
マイグレーション「よもやま話」
これまでにご支援してまいりましたマイグレーション案件でのさまざまな経験から、数多くの発見や気づきがありました。
