Appeon PowerBuilder

ローコード開発向けIDE製品※1のレジェンド、C/Sからクラウド環境まで「ソフトウエア資産」が覚醒する
※1…IDE:統合開発環境 (Integrated Development Environment)の略
SAP版PowerBuilderはVersion 12.6を最後にそのサポートが終了し、新たにAppeon Inc.が継承して2017年6月にAppeon PowerBuilder 2017がリリースされました。 日本市場においては、2018年1月にAppeon PowerBuilder 2017 R2 日本語版をリリースし、2018年9月には5年間の長期サポートを保証するLTS(Long Term Support)としてR3 日本語版(LTS)がリリースされました。 PowerBuilder 2017は、SAP社からAppeon社へと製品開発権および販売権が譲渡された最初のバージョンであり、Windows 10対応等を含めて最新のC/Sシステム環境に対応するIDE製品として位置づけられ、いくつかの機能強化も併せて行いました。
今回のPowerBuilder 2019 R3 日本語版(LTS)は、C/Sシステムやクラウド環境にフレキシブルに対応できるIDE製品として、DataWindowの使いやすさをそのまま継承するだけでなく、さらに開発生産性を向上させるさまざまな機能強化や機能拡張そして新機能が数多く追加されます。 またC#での開発を可能にするSnapDevelopという全く新しいIDE製品が加わることになります。
まさしく、開発技術者の業務ノウハウを継承し、世代をつなぐレジェンド的風格漂う「ローコード開発向けIDE製品」として、お客様のソフトウエア資産やアプリケーション・パッケージ製品の価値をさらに高めることができます。 他システムや外部サービスとの柔軟な連携とクラウド環境への移行などシステムの成長を力強く支援しつつ、UIテーマの刷新やWebサーバー経由でのアプリケーションのデプロイと更新方法の変更も含めてシステム利用者に寄り添った設計やシステム改修が可能になります。

システムの拡張性、運用性そして開発生産性がさらに向上。 PowerBuilder 2019 R3 日本語版(LTS)は「成長するシステム開発・環境変化に対応するシステム開発」の選択肢を大きく増やしました。
システム全体の将来設計構想の具体的なイメージが湧く、より高生産性を実現する機能強化の数々

長期間安定稼働し続けている「確立された業務システム」「使い慣れた業務システム」は、多くの価値を創出して来ました。 それだけに、大きな環境変化にも順応していく使命を果たさねばなりません。 安易に孤立させ使い古されたままにするのではなく、常に新しい環境に適応させながら蓄えているノウハウを礎に、今後もその能力を本領発揮させる必要があります。 PowerBuilder 2019 R3 日本語版(LTS)は、これまでPowerBuilderで開発された業務システムを発展・成長させるシナリオを大きく支援する上で、いくつもの選択肢を提供してくれます。
豊富な新機能を活用しながらシステムマイグレーションを確実に行い、お客様の成長を支援し続ける業務システムとして高生産性で開発できるさまざまな機能強化についてご紹介します。
● 主な新機能のご紹介
(1)システム外観が、すばやく変身!? 新機能「UIテーマ機能」
基本的に用意されている組み込みテーマは4 パターン
・Flat Design Blue
・Flat Design Dark
・Flat Design Gray
・Flat Design Silver
もちろんこれらをカスタマイズして、オリジナルテーマを作成することもできます。 これまで慣れ親しんできた操作感を一切変えずに、リフレッシュした外観になることで、さらにシステムへの愛着が深まることでしょう。
(2)より直感的に、よりスタイリッシュに!新機能「RibbonBarコントロール」

テキストやアイコンをグループ化して表示できるRibbonBarコントロールは、アプリの利用者へ直感的でわかりやすいユーザーインターフェイスを提供することができます。 もちろん、開発者が効率よくRibbonBarコントロールをデザインできるRibbonBar Builderも追加されています。
(3)出張不要の運用コスト大幅削減!新機能「PowerClientデプロイメント」
PowerClientは、PowerBuilderアプリケーションのデプロイと更新方法を変更します。 アプリケーションがC/Sまたはクラウドネイティブアーキテクチャであるかどうかに関係なく、PowerBuilderクライアントはHTTP/HTTPSを介してWebサーバーからデプロイされ、自動的に更新されます。 クライアントPC毎にインストールや動作検証するため、短期間に各拠点への出張を繰り返してきた作業は、もう必要ありません。 もちろん、そのための準備や配布そして展開後の更新作業などの運用工数が大幅に削減される機能も実装されています。
(4)C#技術者の参画に期待! 新しいC# IDE「SnapDevelop」
軽量かつ優れたビジュアル WebAPI テストツールを備えたSnapDevelopは、C# Web API、C#ノンビジュアルアセンブリ、ユニットテスト(xUnit を使用)などのノンビジュアルプロジェクトの開発をサポートしています。 また、プロジェクトウィザード、高度なオートスクリプト、C#言語サービスなど、開発者の生産性を高める強力なツールを提供しています。
(5)開発者全員納得の新機能!「ランタイムとIDEの分離」
PowerBuilderランタイムファイルは、独立したコンポーネント「PowerBuilderランタイム」としてPowerBuilder IDEから分離されました。 これによりランタイムとIDEを別々にインストールおよびアップグレードできます。 また、IDEのアップグレードやアプリケーションの再コンパイルを行うことなく、1つのIDEでランタイムバージョンの違うネイティブアプリケーションを作業できます。 PowerBuilder開発者すべてが、開発・運用工数を大幅に削減できると確信する機能です。
(6)既存システムのRPA化も可能?「UIアクセシビリティと自動化のサポート」
PowerBuilder 2019 R3では「Microsoft Active Accessibility(MSAA)」のサポートに加えて新たに「Microsoft UI Automation」をサポートします。 「Microsoft UI Automation」のサポートによりUI要素にスクリーンリーダー(Windowsナレーターなど)、アクセシビリティツール(Accessibility Insights、Inspectなど)および自動テストツール(QTPなど)からアクセス可能になります。
また「Microsoft Active Accessibility(MSAA)」ではサポートされていなかったデータウィンドウについてもサポートされます。
(7)Microsoft SQL Serverの機能強化
PowerBuilder 2019 R3では、SQL Serverに対応した従来のSNC SQL Native Clientインターフェイスに加えてMicrosoft OLE DBドライバー(MSOLEDBSQL)に対応したMSOLEDBSQL SQL Serverインターフェイスがサポートされます。 このインターフェイスを利用してSQL Server 2012、2014、2016、2017に加えて2019に接続することができます。
(8)新しいCompressorObjectとExtractorObject
2つの新しいオブジェクトが追加されました。 このオブジェクトを使用することで、PowerBuilderアプリケーションは他のサードパーティ製ソフトウェアを利用することなくフォルダー、ファイル、あるいはバイトデータストリームをZIP、7ZIP、GZIなどに圧縮でき、ZIP、7ZIP、RARなどから展開できます。 またパスワード付きの暗号化もサポートします。
こうした機能の他にもPowerBuilder 2019 R3 日本語版(LTS)で新しく追加された機能やPowerBuilder 2017 R3 日本語版(LTS)から機能強化・機能拡張された内容は「PowerBuilder 2019 R3 日本語版 新機能+機能強化のご紹介」に詳しく掲載されています。ぜひ、ご覧ください。
※ PowerBuilder 2017 R3 日本語版(LTS)以降に新しく実装された主な機能
- PBU変換関数でLong型をサポート(従来のInteger型の範囲からLong型の範囲まで有効に)
- ログの表示/競合の編集などのGit/SVNソースコントロールのさまざまな機能強化
- ライセンスの強化(複数バージョンを同一PCで利用できるetc)
- デモアプリの変更(参考になるサンプルアプリケーションが追加)
- 64-bit リッチテキストエディター(TX Text Control)をサポート
- 新しいWindows 10スタイルのアイコンおよび縮小画像
- PDFファイルの保存方法としてデフォルトでNativePDFを使用
- 新しいオンラインインストーラー — Appeon Installer
- AscentialTest を使用したデータウィンドウのテスト
● 隠れた逸品!レポートツールInfoMaker 2019 R3 日本語版(LTS)を同時リリース
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● 製品情報
PowerBuilder 2019 R3 日本語版(LTS)およびInfoMaker 2019 R3 日本語版(LTS)は、サブスクリプション提供です。 サブスクリプション価格については価格ページをご覧ください
また、上記製品のそれぞれの動作保証環境については下記ページをご覧ください。
Appeon PowerServer クライアント/サーバー コンバージョン
既存のPowerBuilderデスクトップアプリケーションを自動で.NETまたはJavaネイティブなWebアプリへ、そのまま移行したいお客様へ最も早い解決策です。
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