最近多いお問い合わせ【2025 Vol.2】

今年は2回目の投稿になる最近多いお問い合わせ。毎年この時期にコラムでご紹介していましたが、昨年7月に「PowerBuilder / PowerServer 2022 R3 日本語版」がリリースされたこともあり、PowerServer 2020 までのバージョンをご利用のお客様から PowerServer 2022 R3 へのアップグレードに関するお問い合わせが増えていましたので、今年は4月にも最近多いお問い合わせ【2025】として PowerServer のアップグレードに関する記事を公開しました。
日々様々なお問い合わせをいただいていますが、今回もここ最近いただいたお問い合わせの中から PowerBuilder 2022 R3 のリリースに関連して、個人的に気になったお問い合わせを1つピックアップしてご紹介したいと思います。
PowerBuilder IDE の 64-bit 化について
このお問い合わせは以前からもたまにいただいており、関連したお問い合わせを5年前の記事でもご紹介させていただきましたが、PowerBuilder 2022 から Oracle 23ai が新たにサポート環境に追加されたことで、マイグレーションをご検討されるユーザー様からここ最近改めてこのお問い合わせが増えてきているなと感じています。
PowerBuilder IDE 自体はバージョン 2022 においても 32-bit アプリケーションの為、開発環境としては 32-bit 版の Database Client が必要になりますが、Oracle 23ai では 32-bit 版の Oracle Client モジュールの提供が廃止され、64-bit 版のみの提供となりました。そのため、主に Oracle をご利用のユーザー様から PowerBuilder IDE の 64-bit 化に関するお問い合わせをいただいていますが、現時点では対応予定などの正確な情報は無い状況になります。
PowerBuilder で開発するアプリケーションは 64-bit を選択できますので、Oracle 23ai をご利用の場合、実行環境についてはもちろん 64-bit 版の Oracle Client で問題ありませんが、開発環境については 32-bit 版の Oracle Client 21c を利用することが対応策として挙げられます。(Appeon PowerBuilder® 2022 R3 (日本語版) What’s new 「1.1.1 システム要件の更新」もあわせてご参照ください)
※ PowerBuilder Japan Portal 内の一部の記事やドキュメントでは発表当初の情報をもとに表記したため「23c」として記載されていますが、「23ai」となります。
PowerBuilder IDE の 64-bit 化については進捗情報がありましたらポータルサイトなどで改めてご案内をさせていただきます。

今年は最近多いお問い合わせ2回目の投稿になりましたが、また気になったお問い合わせがあればご紹介させていただきます。何かご不明な点やご相談ごとなどがありましたら、今後ともお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
尚、7月に当ポータルサイトのデザインを一新してリニューアル公開する予定です。
より見やすくわかりやすいデザインになっているかと思いますので、ご期待ください!!