『脱VDI』移行先はPowerServerで決まり
大手企業を中心に導入されてきたVDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境ですが、コロナ禍が始まり、多くの従業員がリモートに移行した頃から、『起動に時間がかかり過ぎる』『レスポンスが悪過ぎる』『Web会議の動作がおかしい』など、ユーザーにストレスを強いる事例が多く聞かれるようになりました。
また最近では、VDI製品を提供する複数の企業から(大幅な値上げを伴う)価格体系の変更が発表されるなどもあり、『脱VDI』に拍車が掛かっているように思われます。
試しに、ChatGPTにメッセージを送信してみました。少し長いですが回答内容を引用してみます。
「脱VDI」という言葉は、仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)からの移行や、それを使わない方針に転換することを指す場合に使われます。VDIとは、サーバー上でデスクトップ環境を仮想化し、ユーザーがリモートでそのデスクトップにアクセスできるようにする技術です。
「脱VDI」にはいくつかの理由が考えられます。
コスト削減:
VDIの導入と運用には、初期投資やインフラの維持に高いコストがかかるため、より安価なソリューションへの移行を検討する企業が増えています。
ユーザーエクスペリエンス:
VDIはネットワーク遅延やサーバー負荷により、ユーザー体験が劣化することがあり、ローカルPCやクラウドベースのサービスに移行することで、より快適な操作環境を提供できる場合があります。
セキュリティの再評価:
VDIはセキュリティの観点で優れているとされますが、ゼロトラストモデルなどの新しいセキュリティ戦略に対応するため、他のセキュリティソリューションの導入が進む場合があります。
働き方の変化:
リモートワークやハイブリッドワークが普及する中で、VDIの必要性が減り、より柔軟なクラウドベースのデスクトップソリューションや、個別のデバイス管理が主流になるケースがあります。
「脱VDI」の具体的な方法としては、オンプレミスの物理デスクトップ環境に戻す、クラウドベースのデスクトップ環境(DaaS)に移行するなどが考えられます。
このトレンドは、企業がよりコスト効率的で柔軟なITインフラストラクチャを求める中で、今後も注目されるテーマとなるでしょう。
実はPowerBuilderユーザー様の中にも、VDI環境を利用しシステム運用を行っている企業様が少なからずいらっしゃるのも事実です。
では、PowerBuilderユーザー様の状況はどのようになっているでしょう。
一昨年PowerServer 2022英語版がリリースされるや、Deploy Your PowerBuilder Apps to the Cloud, Automatically(PowerBuilderデスクトップアプリをクラウドへ迅速にデプロイ)をキーワードに、欧米のPowerBuilderユーザー様の視線はPowerServerへと注がれ、昨年1年間だけで販売数は数100社にも及んでおり、引き続き拡販傾向とのこと。
PowerBuilderユーザー様の『脱VDI』はPowerServer(ほぼ)一択で進み始めていることが分かります。
国内の様子を見てみますと、現在、PowerServer化をトリガーとしたお問合せが急増しており、既に検証を進められているユーザー様も増えております。この流れは、欧米での傾向とほぼ同一と認識しておりますので、そう遠くない時期に、PowerServerで『脱VDI』を成功させた事例を掲載できるものと考えております。
勿論、PowerServerはあくまでもPowerBuilderをベースとしたソリューションです。とはいえ、PowerBuilderユーザー様のPowerServer検討機会が拡大するという流れは、PowerBuilderの将来性にとって明るい兆しと認識されているユーザー様が増えているのも事実です。
実際、欧米では既に82.7%ものPowerBuilderユーザー様が、Appeon版PowerBuilderに移行済みということでも証明されておりますので、国内でも早々にこの移行率に追いつくものと考えております。
今回は、PowerServerを主題にコラムを書きましたが、最後にChatGPTに『PowerBuilder』というキーワードを送信した回答を引用します。
PowerBuilderは、特にその歴史的背景から、多くの企業で現在も重要な役割を果たしており、その進化も続けられています。