PowerBuilder 2019 R2 (Build 2323) 英語版 GA

Appeon PowerBuilder 2019 R2 (Build 2323) 英語版 GA がリリースされました。

PowerBuilder 2019 R2 は、PowerBuilder アプリケーションの UI、機能、およびアーキテクチャ、革新的な新機能を引き続き提供します。Appeon は、PowerBuilder のビジネスロジックと DataWindow の 80 〜 95％ を C# に自動的に移行できる、史上初の PowerScript から C# へのコードコンバーターを開発しました。移行されたコードは、C# REST API に自動的に変換することができます。PowerScript クライアントアプリの開発は、.NET の相互運用性と新しい UI コントロールによって強化されています。すべての新機能を組み合わせることで、.NET クラウドアプリを構築するための、よりシンプルで高速なオープン標準のアプローチが可能になります。

新しい機能

PowerBuilder 2019 R2 には、次の主な新機能が含まれています。

PowerScript モダナイゼーション

• UI テーマの拡張
  • UI テーマは、ビジュアルオブジェクトの最新のレンダリングが提供され、用意された標準のテーマを選択して利用できます。また、カスタマイズして独自のテーマも用意できます。この機能が拡張され、きめ細かな制御が可能になり、ビジュアルオブジェクトの特定のインスタンスに異なるスタイルを指定できます。
• RibbonBar コントロール
  • アプリケーションの利用者に、モダンで広く受け入れられているナビゲーションメカニズムを提供します。RibbonBar Builder を使用して RibbonBar コントロールを簡単に定義し、PowerScript でプログラム的に操作できます。
• .NET DLL インポーター
  • .NET DLL を自動的にインポートし、COM ラッパーなしで PowerScript から直接呼び出せます。.NET DLL インポーターは、.NET DLL の PowerScript クラス名、関数、およびパラメーターを自動的に生成し、try-catch ステートメントを追加してエラーを処理します。
• WebBrowser コントロール
  • HTML5 互換、HTTP/2 プロトコルのサポート、より強力なセキュリティをサポートしている Chromium ベースの Web ブラウザーコントロールが提供されます。このコントロールは、PowerBuilder 2019 R3 の JavaScript 統合機能で強化される予定です。

C# マイグレーション

• .NET DataStore の拡張
  • .NET DataStore は、オープンでモデル指向の設計に基づくようリファクタリングされました。C# POCO モデルによって駆動され、.NET IList から継承しています。そのため、プロジェクトは他の .NET ライブラリと簡単に統合でき、任意の C# IDE でメンテナンスが可能になります。
• DataWindow コンバーター
  • 既存のDataWindow、Child DataWindow、DataStore および XML インポート/エクスポートテンプレートから C# POCO モデルを生成します。
• PowerScript マイグレーター
  • PowerBuilder のビジネスロジック (非ビジュアル PowerScript および埋め込み SQL) の 80 〜 95％ を C# に自動的に移行する為のコードコンバーターです。

C# 開発

• Scaffolding テンプレート
  • 事前に作成されたテンプレートとルールは、C# POCO モデルに基づいて C# コントローラーとサービスを自動的に生成します。これらのテンプレートは、リポジトリの設計パターンに従い、REST Web API を介した一般的な CRUD 機能をサポートします。また、カスタマイズされたテンプレートとルールの追加もサポートしています。
• Web API テスター
  • ビジュアルな Web API テスターを使用すると、開発者は、手作業でクライアントアプリを作成したり JSON を作成したりする手間をかけることなく、C# REST API を簡単に確認、テスト、デバッグできます。

すべての新機能については、PowerBuilder Release History (英語) を参照してください。

インストールは Appeon ウェブサイトの User Center から “Appeon Installer” をダウンロードし、利用したいコンポーネントを選択してインストールできます。オフライン環境向けのスタンドアローンインストーラーパッケージも “Appeon Installer” からダウンロードすることができます。