データウィンドウのカラム名にSELECT文の別名が適用されない
2019/05/22
計算カラムの別名に全角記号や特殊文字を使用していると、作成したデータウィンドウのカラム名に別名が適用されず “compute_####” (# は数字) となる不具合が確認されています。
Bug ID | 1151 | ||||||
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Product | PowerBuilder JP | ||||||
ステータス | PowerBuilder 2017 R3 日本語版 MR (Build 1892) で修正済 | ||||||
発生バージョン | EN | 12.6以前 | 2017 | 2017 R2 | 2017 R3 | ||
JP | 12.6以前 | - | 2017 R2 | 2017 R3 |
※ :発生バージョン :解決済み、未発生 :未確認
詳細
データウィンドウ作成時、Oracle ネイティブインターフェイス (ORA, O10, O90) を使用して Oracle DB に接続している場合にデータソースの SELECT 文で計算カラム (計算式や関数、リテラルなど単一の列以外のカラム) の「別名」に一部の全角記号や特殊文字を使用すると、作成後のデータウィンドウでは指定した別名が適用されず、カラム名が “compute_####” となります。
この事象は SyntaxFromSQL 関数でデータウィンドウのソースコードを作成した場合にも発生します。
【例】
SELECT column1 || column2 AS "受注№", --全角記号 "№" を使用 SUM(column3) AS "合計(円)", --全角記号 "("、")" を使用 column4 / column5 AS "割合_A" --全角記号 "_" を使用 FROM table
上記 SQL をもとに作成したデータウィンドウではカラム名がそれぞれ “compute_0001”、 “compute_0002”、 “compute_0003” となります。
回避策
本不具合に関する回避策は以下となります。
- 別名に特殊文字を使用しない
- 別名に全角記号や特殊文字を使用しないように変更してください。
- ODBC を使用して Oracle DB に接続する
- DBインターフェイスとしてOracleネイティブインターフェイスではなく、ODBC インターフェイスを使用するよう変更してください。