『コンテンツマーケティング』を考える
昨年4月のお話になってしまいますが、『コンテンツマーケティングEXPO』というものが東京ビッグサイトで開催されていたので、勉強のために見に行ったことがありました。コンテンツマーケティングというのは、アメリカのコンテンツ・マーケティング・インスティチュートによると、
明確に定義された観客を引き付け且つ維持し、最終的には収益性の高い顧客行動を促進する目的のために、価値があり、関連性があり、一貫性のあるコンテンツを作成および配布することに焦点を当てた戦略的マーケティングアプローチ
というもののようで、このEXPOでは「Twitter」や「Instagram」の活用や、「インフルエンサー」、「漫画家」、「有名キャラクター」とのコラボ、などなど色々なキャッチコピーを掲げたブースが数多くありました。
それぞれブースの中も賑やかで、漫画やアニメのキャラクターとのコラボ商品が展示されていたり、企業内での課題解決を描いたオリジナルの漫画や、事務所に所属するインフルエンサーさん達のキラキラな紹介パネルなど、見ていてとても楽しくなりました。マーケティングと聞くと、それまで私はウェブサイトの「SEO対策」というキーワードが真っ先に頭に浮かんでくる方だったので、SNSを駆使したり、漫画や有名キャラクターとコラボレーションをしたりするようなコンテンツマーケティングの世界に、新鮮な驚きがありました。以前、某通信教育講座の案内には「部活も恋も勉強も!」的な学校生活のサクセスストーリーを描いたオリジナル漫画が同封されていましたが、あれも「観客を引き付けその気にさせる」というコンテンツマーケティングのひとつだったのかもしれません。
このEXPOが2019年春のことだったので、現在のウィズコロナの世界では、遠隔的でありながらも効果的なアプローチができるコンテンツマーケティングへの関心はより高まっているかもしれません。人気のあるユーチューバーさんに仕事を依頼してコスメ商品を動画で取り上げてもらい売上を上げたといった話も実際に聞いたことがありますし、現在記録的な大ヒットとなっている『鬼滅の○』のコラボ商品を発売したおかげで売上が前年同月比を軽々と超えた企業や、業績予想を大幅に上方修正する企業も出てきているようです。
ただ、このようなコンテンツマーケティングは「B to C」であれば分かりやすい世界なのですが、「B to B」の世界で、しかも業務アプリケーションの開発ツールといった世界においては、どのように捉えてそれを活かしていくことができるのか、若干悩ましいところでもあります。
いやいや、そんなことを言っていたら時代に取り残されてしまうのかも。。。以前、『プログラミング言語の擬人化』というような企画をネットで見たことがありましたが、PowerBuilderもキャラクター化してもらったら、「萌え(死語?)」で(少なくとも日本では)飛躍的に認知されるような気もします。残念ながら、どんなキャラクターかは想像できませんが遊びで考える分には楽しいですね。30年間、日本も含め全世界で、控えめだけれど確実に、あらゆる産業の基幹システムの構築において活躍し続けている、通な方々に絶大な人気があるレアキャラ。誰かイラストにしていただけたらな、とふと思います。
話はまったく変わりますが、PowerBuilder Standard Editionの新規提供はこの12月末までとなっていますので、お求めは「年忘れ」の前にどうぞお早めに!