大晦日に見た初夢

ビルダーコラム

2022年1月…新しい年(寅年)が明けました。

コロナ禍はまた年を越してしまいましたが、感染拡大を抑制しつつ経済活動を活性化していかねばなりません。 本年もPowerBuilderをご愛顧賜りますよう、よろしくお願いします。

さて、昨年末の大晦日に「第5回ももいろ歌合戦」という7時間以上の長時間イベントがあり、その中でアニソンメドレーやアイドルメドレーなどずいぶん昔…から最近に流行った楽曲など古今賑やかにたくさんの楽曲が流れました。(個人的には、フル尺のDa-iCE「CITRUS」・声優ウマ娘たち「うまぴょい伝説」・五木ひろし「契り」が胸熱でしたが…笑)

長時間イベント

今も昔も記憶に残るアニメ主題歌や流行った楽曲は、そのほとんどが歌手自身より先にアニメやTVCM・映画の鮮明な映像が浮かびますし、主題歌を歌ったご本人が登場されると一瞬にしてその時代にタイスリップします。また、当時のヒット曲を振付含めて今の歌い手さんがリスペクトを込めて歌われる表情を見るだけでも心が和みますね。

実は、こうした楽曲コンテンツが長く色褪せず歌い継がれていく光景を見ていて、IT業界も…と言いますか業務システムもこういう継承の姿ってないのかな…?と思いました。うまく表現が出来ませんが、長く引き継がれることによって当時とはまた違う価値観の中でも「いいシステムだなあ。いつも助けられているなあ。」と新しいオペレーターや次世代の社員の方々にリスペクトを持って引き継がれていく情景に思いを馳せていました。

業務システム

音楽や映像というコンテンツと業務システムとはそもそも比較するのが間違いかも知れませんが、例えば業務パッケージ製品はそれこそ何十年もの間、新しい環境に対応し続け今もなお本当に多くのお客様に親しまれています。その上、他のさまざまな業務システムとシームレスに連携できるように確固たる存在価値を示しながら進化し続けています。

ただ、これは先の「情景」とは少しだけイメージが異なります。その姿とは、やはりお客様固有のオーダーメイドシステムであり、もちろんPowerBuilderで開発された個々の業務システムなのです。

どうしても「全社統一プラットフォーム」「情報の一元化」「クラウド対応」などの大きなテーマや全社最適の中では任意の部門の専用業務システム以外は、「姿・カタチ自体の変化」を求められERPパッケージの幾つかの機能に組み込まれることも多分にあります。PowerBuilderで開発されたお客様固有の業務システムも、もちろん例外ではありません。「PowerBuilderってIDEの一つだし、別に拘らなくても他の開発言語でも同じシステムを開発できるでしょ?」との問いに、明確に「できません」とは言いにくいですけれども「PowerBuilderだから、当時のあの条件と環境の中で開発できたのです。その業務システムが今日まで会社に貢献してきましたし、今後もそうした可能性があるので引き継がねばなりません。」との回答も存在するはずです。「たかが道具、されどその道具が無ければ…?」であり、業務システムのマイグレーションとシステム改修に留まることなく新たな業務システム開発でも縦横無尽にその特長をいかんなく発揮し続けて、新しい担い手にリスペクトされながら受け継がれていく願いにも似た情景と大晦日の光景に重ねてみたくなりました。

以前のコラムでも少し触れましたが、PowerBuilderをご活用されているお客様には意外とエンターテイメント関連業界(ゲームソフト・芸能プロダクション・出版社・メディア関連etc)の企業様が多いのです。実際にどのような業務システムを開発されているのか?さすがに取材も難しいので個々のシステムの詳細や業界に共通する傾向があるのか?は定かではありません。勝手な想像ですが、業界としては時代の変化に敏感であり、常に新しい企画やコンテンツを生み出し続ける中、裏方である業務システムは、それこそ柔軟な現場運用に耐えられる商習慣的にも特有の業務ロジックがあるのでは?ましてや現在、地上波とインターネットそして書籍も紙と電子、コンプライアンス対応や知財管理やセキュリティ管理などの数多くの業務課題を抱え、「あるべき業務システム」との正解などない!と言わせるほどの変化の激しいタフな状況だからこそPowerBuilderが活躍できるのだろう…。と、勝手にこんな夢物語に一人ワクワク浸りながら、歌合戦を結局、最後まで観てしまいました。(笑)

「情報」にもし温度があるとすれば、「今すぐこの熱い情報を最高のタイミングとカタチで届けなければならない」というHotなデータと「感情や周囲の環境に流されず冷徹に頑なに存在せねばならない」Coldなデータの両極の価値をシビアに使い分ける術を歴史的にも体現しているのがエンターテイメント分野の企業様だと思います。もし、こうしたタフな業界分野でColdデータを扱う業務システムにてPowerBuilderが評価され活躍しているのであれば、本当に嬉しい限りです。

COLD&HOT

年末恒例の風景を笑顔で楽しみながら、今年のPowerBuilderへの熱い願いを同時に思い浮かべた大晦日でした。
本年もどうぞよろしくお願いします。

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