Appeon PowerServer 2021 (Build 1288) 英語版 GA

PowerServer 2021

Appeon PowerServer 2021 (Build 1288) 英語版 GA がリリースされました。

今回のリリースで、PowerServer 2021 は PowerBuilder の配布方法の一つの機能として、PowerBuilder 2021 に統合されました。(PowerServer を利用する場合にはこれまでと同様に、PowerBuilder とは別にライセンスを購入する必要があります。)そのため、今後の PowerServer リリースについては、PowerBuilder のリリースとしてお知らせいたします。

PowerServer は、C# REST API アーキテクチャを備えたデスクトップクラウドアプリとして、既存の PowerBuilder クライアント / サーバーアプリケーションをクラウドにデプロイします。デスクトップクラウドアプリは、Web 標準と .NET Framework を利用しており、デスクトップアプリケーションと Web アプリケーションの利点を統合しています。このメジャーリリースでは、REST API の使用がより簡単で安全になり、ソフトウェア環境の互換性が拡張されます。

変更点および改善点

PowerBuilder 2021 を使用したクラウドへのデプロイでは、次のように変更、改善されています。

  • 自動化されたクラウド展開
    • 新しい PowerServer は自動化されたクラウド展開ソリューションであり、クライアント / サーバーの PowerBuilder アプリをインストール可能なクラウドアプリに、わずか数週間以内で変換できます。このアプリケーションは .NET Framework で実行されるクラウドネイティブアーキテクチャを備えており、アプリのインストールはインターネットを介してシームレスに実施され、自動的に更新されます。
  • 最小限のコード変更
    • 最小限のコード変更が必要ですがサポートされていない機能はごくわずかで、PowerServer はすべてのデータアクセスロジックを REST API に自動的に分割します。PFC も含め、アプリケーションが大きすぎたり、複雑で処理できないということはありません。
  • 強化されたアプリセキュリティ
    • 変換されたアプリは、.NET Framework で実行される標準のクラウドネイティブアーキテクチャです。すべての SQL 文とデータウィンドウは、ファイアウォールの内側で実行され、データは、OAuth または JWT によって保護された業界標準の REST API を介してアクセスされます。クライアントアプリは暗号化およびデジタル署名され、整合性がチェックされます。
  • 限定されないアプリケーションの提供
    • ホスティングの観点から .NET クラウドアプリで制限や特別な要件なく、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドをホストできます。.NET Core がサポートされているため、Kestrel にデプロイして、クロス OS やコンテナ化 (Docker など) を実行できます。
  • シームレスにインストール
    • 管理者権限なしで、HTTPS を介して Windows デバイスにシームレスにインストールします。また、.MSI としてプレインストールすることもできます。クライアントアプリは、起動するたびに自動的かつ段階的に更新されるため、特別な構成やサードパーティのソフトウェアは必要ありません。
  • ユーザーの再トレーニングなし
    • 変換されたクラウドアプリは、元の PowerBuilder クライアント / サーバーアプリと同じように動作するため、エンドユーザーを再トレーニングする必要はありません。また、機能をダウンさせたり生産性を損なうことはありません。

変更点の概要については、PowerServer 2021 Tour (英語) を参照してください。


PowerServer 2021 のダウンロード、インストールについては Appeon PowerBuilder 2021 (Build 1288) 英語版 GA をご覧ください。

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