呼び出したイベントを現在の処理の後で実行させる
2021/06/17
方法
PowerBuilder では POST を使用することで、システム関数、グローバル関数、オブジェクト関数、ユーザ定義関数および外部関数といった関数や組み込みのイベント、ユーザ定義イベントを、呼び出し元の処理が完了した後に実行させることができます。
POST による呼び出しでは、処理が実行されるのは呼び出し元の処理が完了した後ですが、引数は呼び出した時点の値が渡されます。
呼び出す方法としては、以下のようにドット表記で行います。
{オブジェクト名.}{種類} {呼び出し種類} {呼び出し方法} 名前 ({引数})
オブジェクト名 | 呼び出すイベントや関数が定義されているオブジェクトの名前 | |
種類 | FUNCTION (デフォルト) | 関数を呼び出す。 |
EVENT | イベントを呼び出す。 | |
呼び出し種類 | STATIC (デフォルト) | 静的呼び出し。 |
DYNAMIC | 動的呼び出し。 | |
呼び出し方法 | TRIGGER (デフォルト) | ただちに実行する。 |
POST | 呼び出す関数またはイベントがオブジェクトのキューに追加され、キュー内のほかのメッセージが処理された後で順番がきたら実行する。 | |
名前 | イベント名や関数名 | |
引数 | イベントや関数の引数。渡す引数のデータ型は、イベントまたは関数の定義で宣言されたデータ型に対応している必要があります。 |
以下はデータウィンドウコントロールの DBError イベントを呼び出す場合の例です。
【例】
long ll_sqldbcode = 100 string ls_sqlerrtext = "errtext" string ls_sqlsyntax = "syntax" dwbuffer dw_buffer long ll_row = 2 dw_1.event POST DBError(ll_sqldbcode, ls_sqlerrtext, ls_sqlsyntax, dw_buffer, ll_row)
Tips情報
プロダクト :PowerBuilder
バージョン :2017R3