データウィンドウの削除バッファのデータを取得する
2021/10/19
方法
データウィンドウの削除バッファのデータは Data.Delete プロパティから取得できます。角カッコ([])を指定することで、削除バッファ内の行番号やカラム番号を指定することができます。またデータ型は取り込み元のカラムと同じなので、例えばデータウィンドウと同じデータレイアウトの構造体などで取得することも可能です。
なお、DeletedCount を使用すると削除バッファのデータ行数が取得できるので、削除バッファにデータが存在するかどうかを確認することができます。
以下はデータウィンドウ(dept_id、dept_name、dept_head_id)と同じデータレイアウトの構造体を用意して、Data.Delete プロパティからデータウィンドウの削除バッファのデータを一括で取得するサンプルです。
【例】
global type str_department from structure long dept_id string dept_name long dept_head_id end type
[str_department 構造体]
[スクリプト]
long i, j str_department lstr_department[] // 3 行目、1行目を削除 dw_1.DeleteRow(3) dw_1.DeleteRow(1) // 削除バッファのデータ行数を取得 j = dw_1.DeletedCount() IF j <= 0 THEN RETURN // 削除バッファ内のデータを構造体にセット lstr_department = dw_1.Object.Data.Delete FOR i = 1 TO j // dept_name を表示 MessageBox("delete バッファ行" + String(i), lstr_department[i].dept_name) NEXT
Tips情報
プロダクト :PowerBuilder
バージョン :2019R3