全データを一度に検索しないようにしてユーザーの待ち時間を短縮する

PowerBuilder Tips

方法

データの件数が多く、検索が完了するまで時間が掛かる場合は「必要な行だけ検索」オプションを利用します。

デフォルトでは、データウィンドウで Retrieve 関数でデータベースを検索すると一度に全部のデータを格納するため、データの件数が多い場合は検索時にユーザーがアプリケーションを操作できるまでに時間が掛かります。

このような場合は「必要な行だけ検索」オプションを指定することで画面にデータを表示させる時間を短縮できます。検索時にはデータウィンドウで一度に表示できる行数+αの件数が読み込まれ、スクロールすることで以降のデータが読み込まれるという動作になります。

設定を変更したいデータウィンドウをペインタで開き、メニュー [行 | 検索オプション | 必要な行だけ検索] にチェックを入れることで有効になります。

ただし、データウィンドウオブジェクトでソートを指定している場合や、Avg や Sum などの集計関数を計算フィールドやプロパティ式などで使用している場合は、すべての行の検索が完了している必要があるため、このオプションの設定は無効になります。

 

Tips情報

プロダクト :PowerBuilder

バージョン :2019R3

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