最近多いお問い合わせ【2022】

お問い合わせ

ちょうど2年前に最近多いお問い合わせを当コラムでご紹介させていただきました。当時は Oracle との接続についてや、PowerBuilder 2019 日本語版のリリースに関するお問い合わせが多く、参考情報をご案内させていただきました。それからは多くの方が無事にマイグレーションをされたこともあってか、ここ最近では Oracle に関するお問い合わせは少なくなってきたと感じています。

もちろんそれ以外にも PowerBuilder 2019 R3 で実装された新機能や、マイグレーションについてなど、ありがたいことに日々多くのお問い合わせをいただいておりますが、改めてここ最近いただいたお問い合わせの中で、特に皆様のご関心が高そうなものを1つご紹介させていただきます。


PowerBuilder の Windows 11サポートについて

昨年 Windows 11がリリースされ、徐々に PowerBuilder の Windows 11サポートに関するご質問が増えてきました。お客様と会話させていただくと、実際にはまだまだ Windows 10 を継続利用される企業がほとんどのように思いますが、これからマイグレーションの提案をご検討いただいているお客様にとっては特にご関心が高いポイントの一つだと思います。

現在の日本語版の最新である PowerBuilder 2019 R3 では Windows 11 をサポートする計画はありませんが、次期 PowerBuilder 2022 で Windows 11 をサポート環境として追加する予定であり、英語版については 2022年8月頃のリリース予定となっています。

日本語版としてのリリースは、リリースから最低5年間のサポートが提供される LTS(Long-Term-Support)に指定されるバージョンをローカライズする計画となっているため、ターゲットのバージョンは PowerBuilder 2022 R3 になるかと思いますが、PowerBuilder 2022 では新機能の追加はもちろん、Windows 11 や Oracle 21c といった新環境サポートのほか、PowerBuilder 自体の開発に使用している Microsoft 関連製品のバージョンアップも実施されるため、不具合修正や機能強化を施したリビジョンアップ版のリリースに少し時間がかかるのではないかと見込んでいます。そのため、現時点では PowerBuilder 2022 R3 のリリース時期は未定の状況ですが、2024年以降になるのではないかと想定しています。 日本語版ユーザーの方にはリリースまでに少々お時間をいただく事になるかと思いますが、進捗の情報がありましたら当ポータルサイトでご案内させていただきますので、今しばらくお待ちください。

また、英語版での情報にはなりますが、PowerBuilder 2022 は PowerBuilder 2017 および 2019 と比較して新機能は豊富に追加されているものの、関数動作差異などの非互換は現時点で確認されていないため、PowerBuilder  2019 R3 をご利用いただいていれば比較的容易に PowerBuilder 2022 へ移行できるのではないかと思います。 まだ SAP PowerBuilder 12.6 以前をご利用のお客様は、まずは PowerBuilder 2019 R3 へマイグレーションしていただき、 PowerBuilder 2022 R3 がリリースされ次第の移行をご検討いただければと思います。
ステップアップ

今月から PowerBuilder 2022 英語版のβ版もリリースされ、サブスクリプションをお持ちの方であればすぐにでも実装された新機能をいち早くお試しいただけます。PowerBuilder 2022 に関する情報はまだ当ポータルサイトではご案内できておりませんが、実装された新機能やβ版の入手については、英文となりますが下記のAppeon社サイトをご確認ください!

PowerBuilder 2022 Beta

英語版ユーザーの方は是非お試しいただければと思います。

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