データウィンドウ式の結果を計算フィールドを使用せずに取得する

PowerBuilder Tips

方法

スクリプトのみでデータウィンドウ式の結果を取得するには Describe 関数の引数内で Evaluate 関数を使用します。

Evaluate 関数を使用した Describe 関数の呼び出し方法の構文は下記のとおりです。

dwcontrol.Describe ("Evaluate ( 'expression' , rownumber )" )

expression は評価するデータウィンドウ式です。 rownumber は式を評価する行番号で、式の結果が行ごとに異なる場合に取得したい行の番号を指定します。集計関数など行によって値が変わらない式の場合は 0 を指定することができます。

この構文を利用することでデータウィンドウに計算フィールドを配置することなくデータウィンドウ式の結果を取得することができます。

【例 1】3 行目のカラム col_a と col_b の値を加算した結果を取得する

dw_1.Describe( "Evaluate( 'col_a + col_b', 3)" )

【例 2】カラム col_a のすべての行の平均値を取得する

dw_1.Describe( "Evaluate( 'Avg(col_a)', 0)" )

【例 3】カラム col_b が未入力 (NULL) の件数を取得する

dw_1.Describe( "Evaluate( 'Sum( If( IsNull( col_b ), 1, 0))', 0)" )

このほか Evaluate 関数を使用した Tips もあるのでご参照ください。

印刷ページ数を取得する

カラムのコード表の値を取得する

 

Tips情報

プロダクト :PowerBuilder

バージョン :2017R3

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